【イタリア】 飲酒事情

ここ数年、イタリアではハッピーアワーと称してアペリティフとおつまみをディナー前に楽しむ習慣があります。日本のちょっと1杯が発展したようなもの。イタリアの夕食時間は普通で8時から9時の間なのでちょっと小腹がすいた時にもちょうどいいんですよね。私もイタリアに来たばかりの頃、ちょうど夏だったので、このアペリティフ(イタリアではアペリティーボという)気に入ってよく行きました。


料金は飲み物だけを払うので、おつまみは食べ放題。サラミやチーズ、オリーブはもちろん、店によってはパスタからライスサラダ、切りピッツァまであったりするので、若い人の間では夕食代を払うよりも安いので、これでディナーを済ませてしまうほど。とってもお財布には優しいことなのだけど、いいことばかりではないんですね。


このところイタリアでも飲酒事故が多発してますが、実際のところ日本ほど取締りが厳しくないし、何せ車社会のイタリアで取締りが厳しかったら全てのレストラン、バーは売り上げガタ落ちでしょ。実際、レストランに行くのにほとんどの人は車を使うし、運転するから飲まないって人はまだまだ少数派ですよ。でも日本と違うところは酔っ払いがほとんどいないこと。日本は街で酔っ払って寝っころがったり、ヨタヨタ歩きしてる人結構いますよね。イタリアでそういう風景は見たことないです。大体の人は自分の限度を知って酔っ払いになるまで飲んだりしません。


でも運転したりして何かが間違ったりすると泥酔ではなくても事故は起こることもあるんですよね。特に20代までの若者がこういう事故を起こしやすいみたいです。パリでも若者がこのハッピーアワーによりさらに飲酒が増え問題になってるとのこと。おいしく楽しくお酒を飲むために節度を持ちたいものですね。