【イタリア】ちょっとこわ〜い裏話(携帯電話編)

先日、イタリア人警官の友達とディナーすることになっていろいろ裏話を聞くことができました。


最近、イタリアのテレビ番組は捜査モノや病院モノで大賑わい。それも科学を駆使したものばかり。アメリカの番組が大人気になったのがきっかけのようです。日本でもおなじみのERもあるし、Dott. House(Dr. House)からイタリア版捜査もの「RIS」とかが毎晩のように放映されています。彼が言ってたけど、捜査の仕組みやどういう風に犯人を割り出していくかなど、実際使われてる方法がテレビを通して分かるらしい。


そんな話しをしているうちに居合わせた友達の元彼が警官(以降:警官B)だったという話しになりました。ほぼストーカー状態になって、どこにいるのか携帯電話で探りを入れたり、旅行に黙って出かけて帰る日を伝えてもないのに帰ってきたちょうどその日に彼から電話があったそうです。


そして、それを機に警官の友達が裏情報を話し始めた。


日本でもそうですが、イタリアの携帯はSIMというチップを携帯電話機に内蔵して使うことになってるからどの会社の携帯電話でもこのチップさえあれば使えるようになっている。そのチップはVodafoneだったり、TIMだったりするけど、携帯電話機の会社がどれであろうと構わない。


なぜ警官Bが彼女が旅行から帰ってくる日も分からないのに、ちょうど帰ってきた日に電話をしてきたか。警察では捜査のために携帯をチェックすることが出来る。それは電話中でなくても携帯電話さえ持っていれば、いつでも会話を聞き取ることが出来るシステムになっているそうです。


その時に一番ポイントになるのが携帯に内蔵されているチップ。だから友達の警官曰く、高級なバールやレストランで政治家や経済界の大物達がよく携帯からバッテリーやチップをはずした状態でテーブルの上においてあることがあることなども聞きました。


ヒェ〜!(驚)


このチップにはそれぞれ電話番号がある。じゃあチップ(携帯番号)を変えれば大丈夫かと言うと完全に安心と言う訳でもないらしい。同じ携帯電話機に入れ替え差し替えすると新しい番号も判別できるシステムもあるそうです。警察だからと言って個人的な理由で携帯をチェックすることは出来ないのですが、偉い人だったり、コネがあったりすればできる可能性はあるでしょうね。





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