【ドイツ】田舎町ワルドルフ

ドイツの空の玄関口フランクフルトから南へ車で1時間程行った所に「ワルドルフ」という街があります。隣町にはドイツ最古の大学があるハイデルベルグがあるのですが、この街は静かなものです。多くの企業がオフィスを構えている以外に特徴はありませんが、商用で訪れた私は少しばかり気に入りました。


こじんまりとしていて、休みの日にこそスーパーに人が集まってきますが、それ以外はあまり賑やかな雰囲気に出会うことはありません。メインストリートにはレストランが10軒ほど立ち並び、ドイツの伝統料理を出す店からスペイン料理を出す店まで様々です。共通して言えることはドイツらしくビールを飲んでいる光景があちらこちらで見かけられることと、オープンテラスでお客さんが楽しそうに談笑する姿。


こういった田舎町のレストランは常連客を大切にします。事前予約を受け付け、それだけで席が埋まってしまうこともしばしば。よそ者の私が店内に入っていくと「今日は予約でいっぱいなの」と断られることもありました。


ようやく辿り着いたレストランでは王道とも言うべくソーセージを注文。サイドアイテムにはポテトやザワークラフトが添えられ、一皿の量が多いの何の。アメリカで生活していたことのある私でも少し驚きました。ドイツ人の屈強な体は食生活から来ているのでしょうか(笑)


ここの夜の散歩は落ち着きます。私は8月に訪れたのですが、暑からず寒からずで、酔い覚ましに街の中心部を見て回りました。中心には教会があり、そこを起点として縦横に道が伸びています。お伽話にでも出てきそうな建物が安らぎを与え、街の至るところに花が飾られ、道は日本以上に綺麗に清掃されています。


観光というとどうしてもランドマークを探してしまいますが、こういう落ち着いた街を見て歩くのもいいのではないでしょうか。普段見慣れない景色の中で自分の時間を取り戻せますよ。









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