【イタリア】職探し

私は以前ミラノのある5つ星ホテルで1年半ほど働いたことがあります。日本で働いたときはホテル業界では働いたことがなかったけど、語学能力と若さでチャレンジしやすい職としてホテルが一番に頭に浮かんだのがきっかけ。履歴書を届け、2日後には人事から連絡があり、2回の面接の上、採用になった。



ホテルは人と接することがもともと好きな私には楽しい経験でした。職探しにはもちろん滞在許可証、イタリアのIDカードなどが必要になる。今ではイタリア人さえも正社員になることはとても難しい。ましてや外国人では正社員になれるということは稀なこと。そういう私もホテル就職の時は契約社員でしたけどね。週5日勤務で1日5時間労働。給料もそれ程悪くなかったし、時間もいつも決まっていからホテル業にしては時間に融通が利いてラッキーでした。



ちなみに大卒の初任給はミラノ(イタリア)では月給1,000ユーロ弱くらい。そしてミラノでは収入に比べて家賃がとても高い。安いワンルームでも1ヶ月600ユーロはする。その他に電気、光熱費がかかるから一人暮らしは大変。だからイタリアの若者は成年になっても親元から出ない人がたくさんいるんですよ。物価もユーロになってから上がり気味なのでイタリア人の生活も楽ではありません。



一般的に日本に比べて高いものはレストラン、電気、ホテル、ガソリンなど。安いものは交通費(特に電車)、食材(魚は高いけど)。同じくらいなものは家賃と洋服代。今はユーロ高になってるからこういう結果になるんですね。リラの時は何でも安かったのに・・・。だから年末日本に旅行に行ったイタリア人の友達は日本は思ったよりも物価が安い!って言ってましたよ。(イタリアへの日本人観光客の方が圧倒的に多いと思いますけどね。)



話は元に戻りますが、イタリアでも同じ人間なので考え方や文化は違っても結局は働くということに関しては日本と同じ。外国人の私に対する嫉妬など嫌な部分もありましたが、反対に外国人であることを利用して分かってても分からない振りしたりしてかわしてました。同じ職場に日本人がいないことが自分を奮い立たせる要因にもなったので良かったと思います。もちろん、私は日本人や日本大好きですよ。でも、よく海外で見かける日本人で日本人が嫌いな人とか、(態度だけ)強けりゃいいって言う人は苦手です。海外で外から見て分かった日本の良さも自分の収穫のひとつ。出来るうちに是非チャレンジしてください。






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