【イタリア】摂食障害問題

つい最近、スーパーモデルが拒食症で亡くなった事がイタリアで大きく取り上げられました。それによりモデルも痩せすぎはダメだとか取り沙汰されて、モデルはモデルで抗議したりと、イタリアでは結構な騒ぎになっていたんですよ。



ジムで1回だけどう見ても拒食症の女性を見たことがあるけど、それ以外の女性でも他人の見えないところで大かれ少なかれ摂食障害の問題を抱えている人はかなりいると私は確信しています。



先日、フランスの新聞でシラク大統領の娘も摂食障害を34年間も抱えている事を記事にしていたようですが、解決することは結構大変。



イタリアのジムで知り合った私の友人(イタリア人女性)も見た目は健康で毎日ジムに来て、一時は1時間もマシンで走り、その後にプールでのアクアジムを1時間と毎日2時間は運動してないと気が済まないことは知っていました。でも外で2人で会って話したとき、夜中に家族に隠れてビスケットやパンなどかなりの量を食べていたことを話してくれたんです。



起きてる時間はダイエットにとても敏感で体に良い物や少なめの食事をするのに、夜中に起きては自分の意志とは反対にビスケットなどを1箱とか大量に食べてしまう。朝起きて罪悪感があるし、食欲が湧かないから朝食を食べない。お昼も適当で、悪循環が続く。夜中に冷蔵庫に鍵をかえてもその鍵を取り出して開けてしまう。笑い話のようにも聞こえますが、本人にとっては深刻な問題でした。今では彼氏ができて一緒に寝泊してくれたおかげで、精神的に安定し、この問題を克服したようです。



イタリアでもテレビでは芸能人の女性たちは皆ナイスバディできれいだから一般の女性もそれを物差しにしてしまう人も結構いるのではないでしょうか。個人的にはその人その人の美しさがあるから自分の持ち味を探してその部分でがんばっていればいいと思う。女性が思っているほど男性は細い女性に魅力を感じてないですしね。あなたの隣にいる若い女性ももしかしたら摂食障害で悩んでいるかもしれない。でも自分で気付いて治りたい気持ちがあればいつかはきっと治る日が来きますよ。






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