【アメリカ】サンフランシスコの進学事情

サンフランシスコに留学していたのは十年程前のことですが、今でも留学生の進学方法はそれほど変わっていないのではないでしょうか。事前にある程度、英語の出来る人は別ですがほとんどの人はあまり英語が出来ない状況でアメリカに行く。それでも何とかなっちゃうもんなんですよね(笑)。私もその口でした。


①語学学校
私のような人はまずは語学学校を選択すると思います。留学手続代行業なるものがあるので、そこに依頼すればほとんど段取りをしてくれます。でも、その分手数料を支払ったり、要所要所に金額が上乗せ(私の場合、3ヶ月間の初期手続きで10万円程取られていました)されているので、それがもったいないという人は自分で手続きをしても良いでしょう。まずはインターネットなどで学校情報を集めて、学生ビザをサポートしてくれるか確認した上で資料請求&契約。ビザ関係資料をそろえて大使館へ申請。今は面接もあると思うけど、最長で5年のビザが発行されます。そして、現地でプレースメントテストを受けてクラスが振り分けられる。普通の語学学校は5クラスくらいかな。。。半年から1年も通って努力すれば、人並みには英語が出来るようになると思います。


コミュニティカレッジ
アメリカでの大学進学を考えているのであれば、コミュニティカレッジは登竜門みたいなもの。もちろんそのまま4年制大学に行くことも出来ますが、留学生は学費が高い!レジデントの数倍は取られるので、一般家庭の人にはキツイと思います。大学では単位のことをクレジットまたはユニットと呼び、卒業までに取得するクレジット数が決まっています(これは日本と一緒)。そして、クレジット単位で授業料が発生します。$160.00/Creditみたいなもんです。これが4年制の大学になると倍くらいしちゃう。だからコミュニティカレッジで2年分を稼いで、3年目から4年制に編入するのがお得♪それとだいたい4年制の方がレベルが高いので、良いグレード(評価)が取り辛いんですよね。編入または修士課程に進む場合、GPA(4年間のグレード平均値)が問われることがあるからそういう人は大事!入学基準もTOEFL470くらいで入れてしまうので敷居も低い。サンフランシスコではSFCC(San Fancisco Community College)というところがそれに当たり、語学学校機能も持っています(TOEFL等の基準不要)。


③ユニバーシティ(学士)
そして、4年制への編入を希望する場合、一般的なのがSFSU(San Francisco State University)。この大学には修士課程もあるので、そのまま学歴を積むのもあり。TOEFLの基準点は500以上だったかなぁ。550もあれば文句なし!経営、会計、社会学などなど主要な科目は揃っているので、勉強したい科目が見つかるのではないでしょうか。アート系の勉強をしたいのであれば、ダウンタウンにある『Academy of Art College』。ここは全米でもわりと知られている学校なので、留学生を含め、生徒が結構います。医療系の勉強をしたいのであれば『USF (University of San Francisco)』。職業訓練要素が強いのは『Devry University』。ここは全米に校舎を持つ大規模なプライベートスクール。


この他にも数多くの学校がありますが、有名所はこんな感じでしょうか。これからサンフランシスコに長期留学を考えている人がいれば参考にしてみてください。勉強する内容にもよりますが、日本の文系大学的な進学をするのであれば、個人的なオススメは①語学学校(SFCC)>②コミュニティカレッジ(SFCC)>③ユニバーシティ(SFSU)ですね。





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