ナポリのゴミ問題

最近また(!)例年のようにテレビのニュースでナポリのゴミ問題が取り上げられていた。


画像を皆さんに見せることは出来ないけど、本当にこれが一応先進国の状況ですか?みたいなくらいひどい。と言うのも焼却場を作るのにナポリ市民が皆反対していて十分な焼却場を作れず、ゴミがどんどんたまっていく訳。


ミラノではきちんと今のところゴミは4つに分けていて、紙類、ガラス類、プラスチック製品、この前の3つのカテゴリーに入らない残りのゴミとなっている。しかもそれぞれのアパートで収集されていて、誰か一人でも違反して見つかったら市が罰金をそのアパート宛に出す。その罰金はそのアパートの維持費の一部として住民皆で分けて払うことになる。うちでも一度罰金を払わされたときがあって、違反した人も皆分かってるんだよね。それ以来、こういう事無くなりました。


普通に考えれば違反した人が払うべきだけど、こういうアパート全体で払うというシステムだと反省度が高まるいい面もある。それに毎年ミラノではゴミ処理費を結構払っている。ミラノでは結構こういう維持費みたいなものがすごく高いんです。ちなみに会社広さ200平方メーターの1年のゴミ処理税はなんと753ユーロ!!他のイタリアの各都市でも高いと思うけど、特に大都市であるミラノは別格かも。


ということでナポリ市民はゴミがあふれるところに住んでいますが、もちろんゴミ税は払っていないでしょう。でもあの様を見るとどこの第3世界?という状況です。イタリアは核エネルギーを危ないからといって所持しない国だし、こういうゴミ処理場も自分達のところには持ちたくないなんていう市民もいるし、本当に困りもんです。