イースターの食卓

南イタリア、プーリア州バーリのイースターの料理を紹介。


バーリでのイースターの料理で欠かせないものは前菜にサラミ、ゆで卵、オレンジのスライス、リコッタチーズ(この4種(日本で言うお節の中でも重要な意味を持つ昆布巻きや田作りのような感じで必ず食べなきゃいけないものらしい)。


メインにはラム肉、付け合せはカルチョーフィアーティチョーク)のフライ。もちろん他にも前菜としてプーリア産のモッツァレッラチーズ、オリーブ、アーモンド入りのタラッリ(塩味のビスケット)、プリモにはトマトソースのオレッキエッテ(耳たぶ状のショートパスタ)。デザートには大きな卵状のチョコレートやコロンバという鳩の形をしたパネトーネのようなケーキ。


一般的に南イタリアのマンマは北に比べて料理の量や種類が桁外れに多い!食べることが人生にとって最も大事なことと言っても過言ではないと思う。 休日でも朝は早く起きて家中の掃除をして、買い物を済まし、料理をする。これを全て午前中にこなしてしまうのがすごい。


今回の料理で気になったものはゆで卵。これはバーリのマンマのお手伝いさんのルーマニア人の方が葉っぱを使い、自然着色して作ったもの。芸術作品のようで食べるのがもったいないが、食べないと余計もったいないので食べました。


それからラム肉もおいしかった。これはマンマが2種類作ってました。ひとつはシンプルに玉ねぎとグリーンピースの煮込み、もうひとつは前者にとき卵、チーズ、胡椒を加えたもの。 そして帰る際には手作りのカルチョーフィとハムのパイ2種、チーズ、魚まで持たせてくれる。なんだか日本でもそうだけど、田舎の人ってお土産いっぱい持たせてくれるでしょ。懐かしく感じました。






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