【イタリア】 ジェラシー(嫉妬)について

昨晩、友人(7人)とディナーしたときのこと。友人男性が私に「〜はやきもち焼き?」って聞いてきたから「そりゃやきもちは焼くよ。でも独占欲みたいなものはないよ。」と答えました。それで反対に彼にやきもち焼きか聞いたら「僕はやきもちは焼かない」だって。それを聞いた他の男性が「それは彼女を大切に思わないからだろう。」と論議開始。


なんとなく気になって後々よ〜く考えてみたら、自分はパートナーに嫉妬するんじゃなくて、パートナーの気を引く(自分にない魅力を持つ)同性に嫉妬するんだよなと思ったんですね。仕事や収入で嫉妬することはあっても恋愛でパートナーに嫉妬するんじゃなくて、そういった同性に嫉妬するということ。でも大概のイタリア人は自分に自信を持ってるように見せたいからパートナーに嫉妬するという言い方をするんだろうなと思いました。


一般的にイタリア人は日本人よりも嫉妬深い人種です。カップルになれば共通の友達を作って一緒に食事したり、遊ぶようになるし、反対に言えば一人行動はほとんどなくなります。イタリア人と付き合って、家族や友人を紹介してくれないという場合は何かの理由がない限り本気じゃないと思った方がいいでしょう。


普通に考えると嫉妬しないと言う人ほど嫉妬深かったりしますよね。人間の心理は面白くて、例えば「自分は愛人もいるし、異性の友達も多い」とか冗談でもおおっぴらに言う人ほど実は真面目で、そういうことはしない。そういう話題に触れないようにしてる人ほど実は怪しかったりする。


とにかく嫉妬という感情はあまりいいものではないけれど、人間である限りやっぱり持ちたくない感情も持ってしまう。じゃあどうすればいいか。自分なりに努力するしかないんですよね。隣にいる筋肉質の男性やモデル並みのきれいな女性と同じ土俵で比べてもどうしようもないから自分なりの持ち味を出すようにする。だからイタリア人って自信過剰な人ばかりだと思いがちだけど、実はコンプレックス持ってる人多いんですよ。よく吠える犬ほど怖がりでしょ。