【イタリア】 リグーリアの海

リグーリアの海



3週間程前にヨットでリグーリアに行ったときのことです。


この日はジェノバを出てサンフルットゥーゾ(添付写真)という入り江に停泊するために出航。ジェノバ近辺ではいったん出てしまうと停泊できる島や入り江が少ないので、週末だけだと出航してもその日には港に戻らなければならないのが難点のひとつ。


その少ない入り江のひとつサンフルットゥーゾにはじめて行ってきました。ここは浮きがあってこれにヨットのロープをつないで停泊するタイプなので、自分たちの錨を下ろさなくてもいい分ヨットが沖に流されなくて安心だけど、波が穏やかな日でもなぜか結構ゆれるのが欠点。


夏の間、この入り江は、近所のレストランが管理していて、レストランの人が1泊20ユーロくらいの停泊料を徴収するらしい。レストランに行きたい場合は、彼らがゴムボートか何かで送迎もしてくれるようだ。私たちが行った時期はもうバカンスの時期も過ぎているので、誰も徴収に来ず、ラッキーだった。


その次の日はリグーリア州のリゾート地ポルトフィーノ、ラパッロを見に出発。やっぱりエレガントな場所だ。港だって何か気品が漂ってる。でも港には下りずにガソリンだけ入れてジェノバに戻ってきました。


【イタリア】 ジョギングの季節

さて秋ももう真っ只中なミラノです。秋といえば食欲?芸術?読書?皆さんはどれに走りますでしょうか。私は食いしん坊なので基本的に食欲の秋ですが、これだけを毎年すると大変なことになるので、やはり健康のためにもジョギングを時々してます。イタリアの都市型ジョギングについて今日はお話します。


ミラノにもたくさんのランナーがいます。1人だったり、グループ、犬と、それからi-podと共にジョギングしてる人と様々。イタリアではジムに入会すると健康診断を受けるようになってますが、自分で自主的に始めるジョギングもやはり一度健康診断をして自分に適した運動か見ることをお勧めします。


いろんな理由でジョギングを始めますが、最も多い理由にダイエットが挙げられます。走れば走るほど痩せれるか。いや、それだけでは痩せることは出来ず、やはり食事と一緒に平行してダイエットになります。また肥満の体重にあたる方はいきなりジョギングをすることは怪我の原因にもなりますのでご注意ください。また怪我といえばシューズも要因になります。テニスやバスケットシューズではなくジョギング用のシューズを選びましょう。


これらがクリアできればさぁ!これから走りましょう!!でもちょっと待った!まだ走る前にやることがあります。それはウォーミングアップで体を温めてからジョギングすること。最近の研究ではストレッチよりもウォーミングアップのほうが重要だと薦めています。要するに軽い運動ですね。早歩きなど汗が出始めるのを感じるくらいまでが理想。そして自分のレベルに合わせて無理せず始めること。


またランナーにはたくさんの女性もいます。女性と男性ではいろんな違いがあります。例えば足の大きさは女性のほうが小さく、薄めで怪我もしやすいので女性用のシューズが適します。またサウナスーツなど着込んで走る人(特に女性)がいますがたくさん汗を掻けば掻くほど痩せるというのは間違いです。また妊娠中の方は体温が38度以上になるとお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼしますので注意です。


栄養素で特に重要なのは鉄分とカルシウム。意識的に獲った方がいいですね。でもひとりひとり違いますから自分の体を知り目的を持ち、無理しないこと。また都市には緑の中でジョギングするのと違いますので、注意点があります。アスファルトを走ることが多いのでシューズは衝撃を軽減できるものを選びましょう。また道でないところで走るときは木の根っこや穴などで怪我しないよう気をつけましょう。車が通る道では車が走ってくる方向に向かって走る方が自分の目で車を確認できるので安全です。夜走る場合には光るシューズなど身につけた方がいいでしょう。


時間帯も朝か夕方以降の方が車の交通も少なく空気もそれほど汚れていません。なるべく鼻で息をするほうがバクテリアから守ることにもなります。それでは私もこれからの季節、走って若く健康にいられるようにしたいと思います。


【イタリア】 大雨・・・そして停電

先週末のミラノでは大雨が降りました。イタリアの電力は他国から供給で成り立っているので、よく停電が起こるのですが、この時は大雨で停電しました。いつも行くジムも停電のためクローズ。。。


日本の台風に慣れている私からすればたいした雨ではないのですが、イタリアは自然災害に結構弱いんです。そう感じるのは、日本の厳しい自然に慣れてるせいかもしれませんね。


そして、停電はよく夏に起こるんです。イタリアに住んで6年経ちますが、夏のバカンス中に2回起こり、2回とも冷蔵庫・冷凍庫のもの全て捨てて隅から隅まで消毒洗浄しました(泣)。この経験から夏の長期バカンスの前には冷凍庫のものを使い切る、冷蔵庫もほとんど物を残さないということを徹底してます。


一度停電すると自分でブレーカーを上げなくてはならないので、帰らないと普及しませんからね。それにしても何とかならないのか、この停電。。。東京では一度もこういう経験したことないもので、本当これだけは後進国レベル。


【イタリア】 ミラノのシーフードレストラン

昨日、今まで行った事のないレストランを開拓してみました。チェントロ・チェントロ(町の中心)ではないけれど、ミラノは小さい町(イタリアの大都会のミラネーゼには申し訳ないけど東京に比べたらチョコチョコしてるので。。。)なのでドゥーモからも車で10分もしない場所。


その名もAlice。ここではパンやグリッシーニが全て手作り!お皿は、シンプル且つデザイン性が高くてオシャレ。最初にスプマンテとズッキーニの花のフライがお通しででてきます。その後、私は生魚のタルタルをいただきました。4種類のタルタルと野菜やフルーツのソースが添えられ目にも美味しい一品。ヌーベルクイジーン(新しい発想のおしゃれな料理)の中にも伝統的な味を感じさせてくれます。


メインには前菜(イタリアではよくメインの料理よりも前菜の方が興味のあるものが多いので、たまに前菜をメイン代わりに取ったりします)の欄からのオマール海老のカタラナ風というメインサラダのようなものを注文。オマール海老の頭が皿の中心にドーンと盛り付けられてて豪快なのにオレシャ。大食いな私にはボリュームのあるものがぴったり!?


地下にメインルームがあって窓がないので開放感はありませんが、壁は白に近く、インテリアも薄色を使用してるので、雰囲気は明るく、シンプルモダンです。席数の割にウエイターが少なかったので、最後のデザートまで辿り着くのに時間がかかったことが唯一気になったところ。


でもウエイターは親切だったので、サービスはまぁまぁ。料理とワイン(美味しいワインが厳選されていました)については良いレベル。イタリアによくある伝統的なレストランや大衆食堂とは違う雰囲気なのでカップル(特に愛人)向き!フルコースのセットになってるメニューは65ユーロです。誰かを口説きたいときにいいレストランかも!?


イタリア生活の必須手続

【税務番号】


イタリアでの就労、銀行口座の開設、IDカードの登録などに必要になる書類です。このCodice Fiscaleの申請はわりと簡単。各自居住管轄の税務署に必要書類(以下)を持参。


1. パスポート
2. 滞在許可証


通常、その場で仮のカードをもらい、後日正規のカードが届くようになってます。税務番号は生活していく上で必要になるので取っておく必要があります。


【住民登録】


住民登録は何と言ってもIDカード(Carta d'Identita)を申請するのに必要な書類です。申請の仕方ですが、各居住地区管轄の戸籍課(Ufficio Anagrafe)に必要書類を持参します。


1. パスポート
2. 税務番号
3. アパートの契約書


ただし、各自治体により若干異なりますので、管轄オフィスに確認されるといいでしょう。私の場合は電気・ガス代の領収書に住んでいる住所が記載されてるので、それも持って行ったような記憶が。。。もう6年も前なので少し記憶が飛んではいますが。


【身分証明書】


いわゆるカルタ・ディ・イデンティタ。IDカードですね。外国人が滞在するだけなら義務付けられるものではありませんが、自動車免許を取るときに必要になり、EU国内ではパスポートの代わりにもなるので、長く住むなら断然必要なもの。もちろんイタリア人も同じ身分証明書を持っています。必要書類は以下の通りです。


1. パスポート
2. 滞在許可証
3. 住民票
4. 証明書用の写真3枚
5. 収入印紙


これも自治体によって変わる可能性がありますので、管轄の戸籍課にお問い合わせください。5年間有効で再発行の時期になると市から再発行のお知らせの手紙が来ます。ちなみにイタリアについてから滞在許可証、税務番号、住民登録、身分証明書までたどり着くのに合計5ヶ月かかりましたが、それでも早い方です。


イタリア滞在許可証について

外国人がイタリアに3ヶ月以上滞在するためには、滞在許可証を申請する必要があります。イタリアに到着後8日以内に、以下の必要書類を揃えて滞在許可証を申請します。

  1. 所定の申込用紙
  2. パスポート
  3. パスポートのコピー
  4. 写真4枚(直近撮影のもの)
  5. 印紙(14.62ユーロ)
  6. その他の必要書類(滞在許可証の種類によって異なる)

もちろん3ヶ月以内の旅行・仕事などについてはこの滞在許可証は必要ありません。


ちなみにイタリア人と結婚した場合、滞在許可証の取得理由(種類)は「家族と住む」ということになり、婚姻証明書や日本の戸籍謄本(イタリア語訳)などの提出も義務付けられています。これが仕事になると会社からの書類などが必要となり、勉強のためなら学校からの書類が必要でしょう。そして辛抱強く待つことも必要となります。


イタリアによくありがちなのですが、書類は全て提出したのに長期間待っても返事が来ないということが多々あります。その場合は自分から確認した方がいいでしょう。実際に全ての書類を職員と確認して出したはずが、4ヶ月も経って連絡がなく、問い合わせたところ、「1枚書類が欠けていたため、申請できなかった」と職員に言われ、憤慨したという話しもありますのでご注意ください。


【フランス】コルシカ島の旅 最終章 〜ジェノバへの帰還〜




日本に一時帰国していたので、ブログの更新に期間が空いてしまいました。


コルシカ島からの帰還先は、自分達の港ジェノバゴルゴーナ島から朝5時に出発し、前夜の波の高さを心配しながら出航しましたが、次第に弱まっていき、風も納まり、天気もよく、思っていたよりもいい航海になりました。暑いくらいでしたが文句は言えません!ジェノバには午後4時半到着。時間も思ったよりも早く、申し分のない最終日。


その後、ヨットの掃除と荷造りをし、港のスタッフや隣のヨットの人達と話しました。港では水道のトラブルがあって、最初水が出なかったので直していたら、結構時間がかかり、夜の8時半になってしまい、結局、近くでディナーをすることに。久しぶりに魚が食べれると張り切って前菜とメインを魚に。


前菜は盛り合わせ、メインにはカジキのジェノバ風というものを注文。久々の本格的イタリアンで魚も食べれるし、ほっとしました。ジェノバも魚料理が豊富で美味しい料理があります。フォカッチャだけではなくこれからもいろいろジェノバ料理を試したいですね。